板金加工


弊社では、主に産業機器用の部品を作っています。

メインの機械は、ターレットパンチプレスと言う機械です。
ターレットと言う部分に、丸や角の金型を入れて、それらを組み合わせて板を打ち抜きます。


民生品などの大量の製品を作る時は、専用の金型で抜くので、断面が綺麗なのとR加工の自由度が高い。
自由曲線が多い試作品などは、レーザー加工が適してる。


矢印の部分は、追い抜きの痕と呼ばれたりします。金型よりも長い部分は、細かく抜くために起こる現象。

矢印部分の拡大

カバー類は、見栄えを良くするために、端面をL字やコの字に曲げます。
パネル類は、そのままの場合もあるし、パネルだけ専用型で抜きます。

曲げる時に、曲げ傷が入ります。ビニールを貼って、曲げれば軽減される。
保護ビニールが貼ってあると、滑って多少寸法精度が落ちる。


こんな物も作ってます。板金とは、少し違う。
呼び名は色々。可とう導体、コーペル導体、ジャンパ。可動部に使われる。銅箔(t=0.1mm以下)を積層してます。

これも、板金とは違います。ワイヤー放電加工機。
0.2mmの真鍮線に、電流を流して切ってきます。


ヤスリ掛け。ヤスリの目の角度でヤスリ掛けをすると画像の様になってしまいます。
これでは、ヤスリの転写。ヤスリの目に、合わないように動かすのが良いでしょう。

ドリル。薄板や軟らかい物に穴を開ける時は、刃先を、ちょっと落とすと、あけやすくなります。
これは、過度に落としてます。平らになってる所が、刃先を落としてる位置になります。これは、難易度高めかな。

薄い板に、ネジを切ると、必要なネジ山が確保できない。
そんな時は、バーリングと言う加工を行います。


SUZUE 2024

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